■盛りあげよう!東京パラリンピック2020(20)

 "パラリンピック"が正式名称となったのは1988年のソウル大会からで、オリンピックと開催国、開催年が同じになったのもこのときからである。例外として1964年に行なわれた東京オリンピック、パラリンピックが唯一、同じ年に同じ国で行なわれた大会だった。

 そのパラリンピックに名称が変わってからの7大会、日本は数多くのメダルを獲得してきた。

●ソウル大会(1988)
 金17 銀12 銅17   合計46
●バルセロナ大会(1992)
 金8 銀7 銅15    合計30
●アトランタ大会(1996)
 金5 銀5 銅2   合計12
●シドニー大会(2000)
 金13 銀17 銅11    合計41
●アテネ大会(2004)
 金17 銀15 銅20   合計52
●北京大会(2008)
 金5 銀14 銅8    合計27
●ロンドン大会(2012)
 金5 銀5 銅6    合計16

 日本が最も多くメダルを獲得したアテネ大会では、水泳の成田真由美さんの活躍が光った。個人6種目とリレーで7冠を達成し、さらには世界新記録(※)も更新している。そして、ひとりの選手が金メダル7個獲得という記録はアテネ大会出場者の中で最も多かった。
※50m自由形、100m自由形、200m自由形、50m平泳ぎ、150m平泳ぎ、5つの個人種目と4×50mリレーで世界新記録を更新

 成田さんはアトランタ大会から北京大会までの4大会に出場しているが、金15個、銀3個、銅2個、合計20個のメダルを獲得した。

 また、今やパラスポーツを代表する選手である、車椅子テニス国枝慎吾選手は2004年のアテネ大会からパラリンピックに出場している。このときは、ダブルスで金メダルを獲得。その後、着実に力を付けて、世界ランキング1位になると、2007年にはグランドスラム(当時は全豪オープン、ジャパンオープン、ブリティッシュオープン、全米ウィルチェア)を達成。翌2008年の北京大会はダブルスで銅メダル、シングルスで金メダルを獲得し、2012年のロンドン大会はシングルス2連覇を果たした。

 その他競技に目を向けると、競泳と並ぶ日本のお家芸と言えるのが陸上競技。一大会で二桁のメダルを獲得したことが度々ある。それに続いて柔道、卓球、アーチェリー、自転車あたりも、今まで何度もメダルを獲得してきた。団体競技では、女子車椅子バスケがシドニー大会で銅メダル、ロンドン大会ではゴールボール(女子)が金メダルに輝いている。

 これまで、あまり報道されてこなかったパラリンピックだが、実は多くの日本人選手が活躍し、素晴らしい成績を残している。障がいの重さによるクラス分けがあることで、必然的にオリンピックに比べるとメダルの数は増えるが、それでもひとりひとりがアスリートとして、パラリンピックを目標に練習を積んで、努力をしていることは事実だ。

 2020年東京パラリンピックが決まったことを機にこれからの5年で、パラスポーツをもっと知り、そこからさらに、選手のことを知っていけば、東京パラリンピックを迎えたときに必ず楽しめるはずだ。

文●スポルティーバ text by Sportiva