安田顕、“世界の北野”最新作は「20、30代の女性にもオススメ」
 北野武監督の最新作にして、『アウトレイジ』シリーズとは打って変わってジジイが大暴れするコメディタッチの人間ドラマ『龍三と七人の子分たち』が公開中です。京浜連合のボス役で出演しているのが、テレビや映画で引っ張りだこの安田顕さん。藤竜也さんが演じる龍三率いるそうそうたるベテラン陣演じるジジイたちの敵役として、重要ポジションを担っている安田さんに単独インタビューしました!

 笑える要素の強い『龍三と七人の子分たち』で、ヒール(悪役)を見事に演じきっている安田さんですが、目の前のご本人は、とっても穏やかな落ち着いた方。でも本作への出演は、やはり緊張モノだったようです。

◆出演決定の報告を聞いてからの第一声は「マジか!?」

「電車の中でマネージャーさんから伝えられたんです。『北野監督の作品に出演が決まりました』って。第一声は『マジか!?』でしたね(笑)。“あの”北野監督ですからね。次は何を撮るんだ?って世界中が待っている方の作品ですよ。その場にいられるだけで光栄ですよね。きっちり演じさせていただこうと思いました。ただ、この決定に関しては、電車の中ではなくて、もうちょっとしかるべき場所で伝えて欲しかったですね(笑)」。

 最初に北野監督に会った際のことを「やっぱり緊張しました。独特のオーラがありますから」と振り返る安田さん。そして脚本の感想を次のように語りました。「本当におもしろくて笑いながら読みました。何も考えずにケラケラ笑えるユーモアが詰まってるんですが、ちゃんと北野監督独特の毒っ気も健在なんです」。

 撮影現場ではいい緊張感を保てたという安田さん。一発撮りで有名な北野監督ですけれど、その空気も好きだったそうです。

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◆20代の女性からの反応がすごくいいんです

 さて、大暴れする総勢8名のジジイたちですが、キャラクターがとにかく濃い。安田さんも全キャラクターが好きとのことですが、特にお気に入りは、後半、京浜連合の事務所に龍三たちが乗り込んでくるシーンでの、“早撃ちのマック”が仁義を切るシーンとのこと。

「演じられている品川徹さんが、その場で、手をぶるぶる震わせながらやってみようかなっておっしゃって、(実際に)演じられていたのはすごくおもしろかったですね」。

 最近では特に『アウトレイジ』の印象が強い北野作品。でも本作はとても間口の広い作品に仕上がっていて、安田さんからもこんなメッセージが。「試写会を通して、20代の女性の方々からの反応もすごくいいと伺いました。暴力やバイオレンスなど、ちょっと苦手だと思っている方がいるなら、今回の作品は安心して笑えるので、ぜひ観に行って頂きたいですね」。

◆ひとつひとつの作品に感謝して、みなさんに捧げたい

 また安田さんといえば、女子SPA!世代にファンの多い俳優さんですよね。それを伝えると、「本当ですか? 僕はファンの方や支えてくださる方がいるから、ここにいられる。だからみなさんが楽しんでもらえるような作品に、これからも出ていきたいです。ひとつひとつの作品に感謝して、みなさんにちゃんと捧げられるものにしたい。そのひとつとして、今回は『龍三と七人の子分たち』に出演させていただきました。きっと喜んでもらえるんじゃないかなと思っています」。

 ところで安田さんといえば、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー(ほか森崎博之、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)としても有名。安田さんだけでなく、みなさんがそれぞれに活躍されていますが、そんなメンバーの活躍も「励みになります」とお話しされていました。

 安田さんを最初はバラエティ番組「水曜どうでしょう」の準レギュラーでもある、onちゃんマスコットの“中の人”として知った人も多いかもしれません。実はインタビュー時、さりげなくICレコーダーに筆者の私物のonちゃん人形を付けて机の上に(何も言わずに)置いていたのですが、席に着かれた瞬間、安田さんは「あ、onちゃん」と嬉しそうに反応。「もう10年も前の番組ことを、みなさん今でもずっと見てくださっていて、有難いことですね」とほほ笑んでいました。

<TEXT&PHOTO/望月ふみ>

⇒【YouTube】『龍三と七人の子分たち』予告編 http://youtu.be/y6z7qEXFS0c

『龍三と七人の子分たち』は全国にて公開中
配給:ワーナー・ブラザース映画 / オフィス北野
(C) 2015『龍三と七人の子分たち』製作委員会
オフィシャルサイト http://www.ryuzo7.jp/