宇宙航空研究開発機構(JAXA)ロケットシステム(RSC)は26日、種子島宇宙センターで行われた国産ロケット「H-IIA」7号機の打ち上げに成功した。打ち上げ時刻は当初予定より1時間ほど遅れ、午後6時25分となった。

 H-IIAロケット7号機は、航空管制システムの構築や引退した気象衛星「ひまわり5号」の後継として気象観測を行う運輸多目的衛星「MTSAT-1R」を、地上から約3万6000キロの静止軌道にのせるための一時的な軌道(静止トランスファー軌道)に運んだ。また、RSCによれば、「MTSAT-1Rの打ち上げ機会を利用して、可能な範囲でロケット第2段の再々着火のための基礎データを取得」する予定。

 03年11月29日に行われたH-IIAロケット6号機の打ち上げでは、2本の固体ロケットブースター(打ち上げ補助ロケット)のうち1本が分離できなくなるアクシデントが起き、地上からの指令でロケットが破壊された。今回打ち上げた7号機には、部品の大きさや設置位置などさまざまな変更が加えられている。

 当初打ち上げは24日に予定されていたが、種子島地方の天候が不良だったため、26日に延期されていた。【了】