パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は、若い才能を大金で売る専門家だ。ハビエル・パストーレを放出したパリ・サンジェルマン(PSG)のオーナー、ナセル・アル・ケライフィ氏との取引を再び考えているようだ。今回の持ち札は、パウロ・ディバラである。

「選手の代理人や会長とコンタクトを取っているよ。PSGにとっては、将来に向けた良い投資となるだろう。ディバラの売却には4000万ユーロ(約51億8000万円)が欲しい。だが、ナセルには5000万ユーロ(約64億8000万円)を求めたよ」

真剣なのか、ふざけているのかは分からないが、ザンパリーニ会長はいずれにしても、PSGのディバラに対する関心が本物であることを認めている。

「選手の代理人たちはPSGと話すためにすでにパリへ向かっている。だが、ディバラには疑問があるようだ。あそこには素晴らしい選手たちがすでにいるからね」

「私にとって彼は新たな(リオネル・)メッシだ。今のメッシはいくらだい? 2億ユーロ(約260億円)? 3億ユーロ(約390億円)か? その金額でも彼は売られないだろう。メッシはチーム一つ分に値する。そして、ディバラはそういう類の選手だ」