「どう生まれたかではなく、どれだけ価値ある人間になれるか?」片足の全米レスリングチャンピオンの受賞スピーチ

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全米レスリングチャンピオン、アンソニー・ロブレスさんをご存じでしょうか?

彼には生まれつき片足がありませんでした。しかし、彼にとってハンディキャップは、言い訳やあきらめに決して結びつきません。どんな状況にも屈せず、彼がやりたかったレスリングを高校から始めました。

今回ご紹介するのは、そんな彼がレスリング全米チャンピオンに輝き「ジミーV賞」と「最優秀障がい者男性アスリート賞」を受賞したときのスピーチです。

力強い言葉と優しい笑顔で、女手一つでアンソニーを育て、背中を押し続けてくれた母ジュディへの感謝の気持ち、そして熱いメッセージを語りました。

約2分間の短いスピーチですが、彼が話すその言葉の重みは計り知れません。

S.F. Wrestling World ChampionshipsReference : Tsutomu Takasu

今夜受賞した人のほとんどが何かを成し遂げたからではなく、周りの人が犠牲を払ったり激励してくれたおかげでこの場にいることができるのです。 私の場合、それは母のジュディでした。 私が片足で生まれたとき、母は逃げ出すこともできました。しかし、そうしませんでした。母は身をもってあきらめないことの大切さを教えてくれました。私を強くするために、痛みから守ってくれませんでした。 大学2年生のとき母は病気になり、私たちは家を失いました。私はレスリングをやめて仕事を探そうとしました。でも母はそれを許しませんでした。おかげでいま、全米チャンピオンになることができました。 そして世界一の指導をしてくれたアリゾナ州立大学と友人のクリス・フレイジェ、高校時代のコーチのボブ・ウィリアムズに感謝します。これからも私は前に進みます。最後に、たくさんの人に大切なメッセージを残したいと思います。この世に生を受けた人間は足が1本であれ2本であれ、困難に立ち向かわないといけません。どう生まれたかではなく、どれだけ価値のある者になれるかです。たくましくなり、可能性を広げてください。そのために痛みが伴おうとも私は不満をこぼすことはないでしょう。私の魂は屈することはありません。どんな敵に立ち向かおうとも恐れることはありません。私は自分の無限の可能性を知っているからです。

Reference : Arizona State University