草間彌生など約140点!東京女子の細胞を刺激する現代アート展がオペラシティで開催

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自分なりに毎日楽しく過ごしているけど、なんだか刺激がほしいな?ということない? そんな時は、アートに触れてみるというのはいかが。今、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」では、精神科医・高橋龍太郎氏による現代アートのコレクション約140点が展示されている。スケールの大きなものも多く、一度にこれほど多くの作品を見る機会はあまりない! そこで、今回の見所を紹介することに。
日本のアートと文化を考えるため、高橋氏が提案するキーワードは『ミラー・ニューロン』。自身のコレクションを通し、日本の現代アートの流れと特質を読み解いていくというものだ。「ミラー・ニューロン」とは、“他者の行動を見て「鏡」のように自分も同じ行動をしているかのように反応する神経細胞”を意味するのだそう。人は、このミラー・ニューロンによって模倣行動を起こし、他者の行動を理解し共感すると考えられているのだとか。


少し難しそうだけど、つまりは、現代アートを通して神経細胞が刺激され、さまざまな“共感”を生んできたというのが今回の展示のテーマのようだ。高橋氏といえば、現在日本を代表する作家たちにごく早い時期から注目し、彼らの重要作品を次々と収集し、一躍現代アートのコレクターとして名を馳せる人物。そんな高橋氏のコレクションは、1990年代以降の日本のアートシーンを語るうえで欠かせない存在として国内外で高く評価されてきたというから、見逃せない。


膨大なコレクションの中から草間彌生氏、会田誠氏、舟越桂氏、名和晃平氏など、52人の作家の約140作品が一堂に会するなんて、かなり贅沢で特別な空間だ。どの作品にもそれぞれの作家の表現とエネルギーが詰まっていて、実際に作品の前に立つとアートの持つ迫力に圧倒され、思わず魅了されてしまう。また、高橋氏のコレクションのきっかけとなった草間彌生氏の作品などに触れることができるのも魅力だ。


『アートの力で日本を元気にしたい』という高橋氏の願いが込められたコレクションを通して、現代アートの世界に触れ、その楽しさと魅力を肌で感じてみるのも新鮮な体験に。


この機会に高橋コレクションを覗いてみれば、これまでのアート鑑賞では得られなかったような、感性だけでなく細胞まで刺激するエキサイティングな作品に出会えるかもしれない。彼や友達と、週末やGWに知的好奇心をくすぐるアート鑑賞へぜひでかけてみて。

※写真クレジット(メイン画像除く)は、上から、KIOKU Keizo (C)Yayoi Kusama Courtesy of KUSAMA Enterprise, Ota Fine Arts、KIOKU Keizo(C) AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery、(C) FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery、(C)Erina Matsui Courtesy of YAMAMOTO GENDAI、表恒匡|SANDWICH