カーナビを持っていてもスマホのナビ機能を使う人が7割!?スマホのほうが優れている5つの理由

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ゴールデンウィークも間近に迫り、レジャーシーズンも目前に迫ってきた。
休日となれば、自動車で出かける人も多くなるが、ドライブの必需品といえばカーナビだ。
今やスマホと登場で、カーナビがあってもスマホのカーナビを使う人が増えているようだ。

MMD研究所は、普通自動車運転免許を保有する男女563人を対象にした「車とスマートフォンに関する調査」を発表した。

●もっとも使うのはカーナビ機能
車で移動中、使ったことのある機能について、興味深い結果となった。
・「地図・ナビゲーション」 69.3%
・「周辺情報検索」 59.9%
・「音楽再生」 51.7%

という結果を得られた。

実に7割の人がスマホでナビ機能を使う時代になっているのだ。
さらに、すでにカーナビを所有している人に対しての調査でも、順位がほとんど変わらなかったと言う点は興味深い。

この結果から導き出せるのは、自動車にカーナビが搭載されていても、スマホのナビ機能を使う人が多いということとだ。

つまり、スマホのほうが便利と思っている人が多いとことになる。
カーナビは専用機より、スマホのほうが便利だと思う理由は、どこにあるのだろうか。

●カーナビよりスマホのほうが便利な5つのメリット
カーナビ所有者がスマホのナビを使うようになったのには、カーナビには無い利点があるのだ。

1・地図更新が無料
カーナビは一部モデルを除き、地図更新は有料となっているため、数年前の地図情報のままカーナビを使う人が多くなる。
一方、スマホのナビは原則地図更新が無料となっており、施設情報もより新しいものが利用できる。
有料で地図情報を更新できなくて古い情報のカーナビを使うよりも、無料で最新で正確な情報に更新されるスマホのナビ機能のほうが便利ということだろう。

2・使い慣れた操作感
スマホの操作感は、カーナビのそれに比べて反応も速い。
また、スマホは普段から使っているので、たまにしか使わないカーナビよりも、使いやすいと感じる人も多いだろう。また、スマホは音声入力に対応しているため、ハンズフリー状態でもある程度操作することができる。

3・無料のナビ機能が使える
スマホの地図アプリには、iPhoneの「マップ」や、Androidの「Google マップ」といった無料で利用できる地図・ナビアプリが標準搭載されている。
月額契約するナビ専用アプリのような、近くのガソリン価格を表示させるといった機能は無いが、シンプルに使うのであればじゅうぶんだ。

4・そのままグルメ情報などの施設情報を調べられる
スマホならではの機能として、施設(行き先)を調べたのち、現地の天気や施設の情報、近くのグルメといった周辺情報などをすぐに調べることができる。
「ここの近くに、どこか美味しいラーメン屋さんないかな」と思いついたことを調べられるのは心強い。常時インターネットが使えるスマホならではの機能で、カーナビにはなかなかできない芸当なのだ。

5・シームレスに徒歩ナビもできる
カーナビはあくまで自動車に搭載されるもので、一部モデルを除くと、取り外して徒歩ナビとして使うことはできない。
だが、スマホのナビであれば、自動車を降りた先もそのまま徒歩ナビとして機能するため、自動車を降りた瞬間にどこにいけばいいのかわからなくなってしまうことが無い。

以上、5つのメリットにより、カーナビ所有者であってもスマホのナビ機能を使う人が多いと推察できる。
さらに、以前とは違う通信環境やスマホの性能アップも理由になるだろう。
・どこに行ってもケータイの電波が届きやすい
・車から充電できるためバッテリー切れを心配しなくていい
こうした数年前には、スマホやケータイの弱点といわれた点も、今は克服されていることも忘れてはならない。

「車とスマートフォンに関する調査」|MMD研究所


布施 繁樹