家庭の照明につなげて使える小型プロジェクター「Beam」

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Beam Labsが開発した小型プロジェクター。その最大の特徴は、家中の照明をプロジェクターにできることだ。キッチンの壁に投影されたレシピを見ながら料理をつくり、食後にはテーブルに投影されたボードゲームで遊ぶ。そんな楽しい生活が、わたしたちのすぐそばまで来ている。

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2013年の映画「Her」はホアキン・フェニックスとスカーレット・ヨハンソンの“肉体なき声”をフィーチャーしているが、同時に話題をさらったのは、映画の中で頻繁に登場するユーザーインターフェース(リンク先英語記事)だった。新型のプロジェクター「Beam」が、映画の世界と似たテクノロジーをわたしたちの生活に運んでくるかもしれない。

特徴的なのはその設計だ。Beamは電球のソケット部分にねじ込んで使うというつくりになっているため、超高輝度のLED電球としても使用が可能だ。新型の機器というよりは、既存の機器のシンプルなアップグレードといえる。

「Beamは、生活を特別楽しいものにする助けになる製品なのです」と話すのはBeam Labsのチーフ・クリエイティヴ・オフィサー、ヴァン・ヘール。「現代的なランプのように感じられますが、よく見てみると、想像していたより多くの機能があることに気付くでしょう」

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1/5延長コードを使えば、照明器具がなくても使用できる。

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2/5もちろん照明としても機能する。

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延長コードを使えば、照明器具がなくても使用できる。

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もちろん照明としても機能する。

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Beamは単なる照明、プロジェクターではない。iPhoneやAndroidの電話とBluetooth経由で接続できるし、搭載されたコンピューターによってWiFi経由でコンテンツを配信できる。「Netflix」のストリーミングや写真の確認などはもちろん、プログラミングを可能にする付属のアプリにより、使い方はどんどん広がる。

「光源を家のどこに置くかということを話してみると、ほぼ全員が違った場所に置いていることが分かります」とヴァン・ヘールは言う。「もはや従来のように場所にとらわれることなく、スクリーンを置きたい場所に自由に置けるようになるのです」。

大勢のアプリケーションデザイナーが、それぞれBeamについて独自のアイデアを持ち寄っている。あるデザイナーは、Beamで「カタンの開拓者たち」(訳註:ドイツ生まれのボードゲーム)を夕食後の食卓に投影するという提案をしている。また、料理をする際に、頭上の照明に取り付けたBeamにレシピを投射させるという案も出た。ヴァン・ヘールは、あらかじめ録画した映像を、特定のタイミングやトリガーに応じて投影することを提案している。

家庭ではますます多くの機器がネットワークに接続され、Apple Watchは新たな種類の相互作用が創造されることを約束している。Beamを使えば、これらのテクノロジーをスマートフォンなしでアウトプットすることが可能となる。399ドルと高価ではあるが、価格が下がれば、このようなプロジェクターが普及し、「Her」が描いた世界をつくり出してくれるのは想像に難くない。生活のなかにBeamのようなテクノロジーが違和感なく存在するようになる日も近いだろう。

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