『天皇の料理番』“運命のカツレツ”の正体は?【めちゃうまレシピ付き】
 4月26日(日)夜9時スタートの新ドラマ「天皇の料理番」(TBS、http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/)。

 明治から昭和にかけての日本を舞台に、佐藤健演じる主人公が西洋料理のシェフに憧れて料理修業に励み、“天皇の料理番”にまで登りつめていく姿を描きます。原作は直木賞作家・杉森久英の同名小説。

 料理人が主人公のドラマなだけに劇中にはおいしそうなごちそうが次々に登場します。でも、何といっても注目は“運命のカツレツ”。予告動画で「なんやっちゃぁ、こりゃぁ!」と佐藤健が大感動していたアレです。

⇒【YouTube】『ストーリー of 天皇の料理番供 http://youtu.be/4ubb8qOSGLw

 あのカツレツの正体は……?

『大人の肉ドリル』(マガジンハウス)の著者で、大衆食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也さんはこう解説します。

「食べ物で『カツ』と言えば『とんかつ』……というのは、2015年現在の東京のお話です。実は、明治維新で日本に洋食が入ってきた当時、『カツレツ』と言えば、牛肉でした。1888(明治21)年に出版されたレシピ集『軽便西洋料理法指南』の『カツレツ』の項目を見ても、登場する順番は『牛肉カツレツ→鶏肉カツレツ→豚肉カツレツ』という並び。当時『牛』は文明開化の象徴であり、流行最先端の食べ物だったんです」(松浦さん)

 ドラマの時代背景を考えても、そして断面の色合いからいっても「天皇の料理番」に登場する“運命のカツレツ”の正体は「ビフカツと考えて間違いない」そうです。
 しかも松浦さん曰く「ビフカツなら簡単だし調理時間も短い。一流店に引けをとらないおいしさを家庭のキッチンで作れます。絶賛まちがいなしです!」。早く教えて!

◆おいしい牛肉を選ぶには?

 おいしいビフカツを作るためにぜひともゲットしたいのがおいしい牛肉。松浦さんに教わった肉を選ぶポイントはコチラ!

「国産牛がベストですが、米国牛でも構いません。おすすめの部位はランプ。脂が多すぎないステーキ肉ならヒレ肉やモモ肉でもOK。大切なのは肉の厚さで、最低1.5cm、できれば2cm程度のものを手に入れましょう。ショーケースになくても、言えば裏でカットしてくれるスーパーもあります。ローストビーフ用のブロック肉を買ってきて自分で切り出すという手も」(松浦さん)

 続いて、ビフカツのレシピと、作ってみた様子をご紹介します!

⇒【後編】「ビフカツはトンカツより簡単!誰でもできる作り方」に続く http://joshi-spa.jp/249186

<取材・文/島影真奈美>

【松浦達也さんプロフィール】
編集者/ライター。「食」ジャンルでは「食べる」「つくる」「ひもとく」を標榜するフードアクティビストとして、テレビ、ラジオなどで食のトレンドやニュース解説を行うほか、『dancyu』などの料理・グルメ誌から一般誌、ニュースサイトまで幅広く執筆、編集に携わる。著書に『家で肉食を極める! 肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル』(マガジンハウス)ほか、参加する調理ユニット「給食系男子」名義で企画・構成も手がけた『家メシ道場』『家呑み道場』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はシリーズ10万部を突破。Twitter:@babakikaku_m