中国メディアの愛活網は16日、日本と中国は一衣帯水の隣国であり、先に先進国になった日本は周辺国に影響を与える存在になったと指摘する一方、「日本と中国のトイレそのものや、トイレにまつわる習慣はまったく別のもの」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの愛活網は16日、日本と中国は一衣帯水の隣国であり、先に先進国になった日本は周辺国に影響を与える存在になったと指摘する一方、「日本と中国の入浴そのものや、入浴にまつわる習慣はまったく別のもの」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本と中国トイレの違いは洋式・和式といった形式の違いだけでなく、習慣も異なるとし、中国では使用したトイレットペーパーを日本のように水に流さず、トイレ内に設置されているゴミ箱に捨てるケースが多いことを紹介する一方、「日本を訪れた中国人が日本で中国国内のようにゴミ箱に捨てたら“マナーが悪い”と批判されたことがある」と紹介した。

 続けて、日本と中国トイレットペーパーをめぐる違いについて「設備の違いが関係している」と紹介。中国で水洗トイレが普及したのはここ20年ほどのことだとし、「当初の水洗トイレは流れる水の勢いが弱く、トイレットペーパーを流すと詰まってしまうケースが多かった」と伝え、大人は子どもに対してトイレットペーパーを流さないよう教えたものだと報じた。

 続けて、中国のマンションなどではトイレと浴室が一体化した「ユニットバス」が一般的だと紹介する一方、日本ではトイレと浴室は別であることが多いと指摘。さらに、日本人は浴室で湯船に浸かる前に体を洗う習慣があると伝えたうえ、「日本人は風呂に浸かることを疲労回復やリラックスの方法と見なしている」と指摘した。

 一方、中国人は「自宅だろうと公衆浴場だろうとすぐに湯船に浸かる」として、まずは体を洗うなどで湯の清潔さを保つ考えが乏しいと指摘。なかには公衆浴場の湯船のなかで石鹸の泡だらけの身体を洗い流す人もいるとして、日本人と比べて自国民の入浴マナーや衛生感が欠落していると指摘。

 中国の住宅には浴槽も、座って体を洗うスペースもなく「立って体を洗うシャワー」しかないとして、「日中両国人民が使っている入浴スタイルは、2つの異なる世界に属する」と評した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)