売切れ続出! 「しあわせバナナ」(3本2000円)を食べてみた

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■これまでのイメージを覆すバナナが登場!

バナナといえば手軽で食べやすく、ダイエットフードや栄養補給食品のひとつという認識の人が多いでしょう。しかし最近は、バナナもさまざまな特徴を打ち出したものが出ており、リンゴのような味がするバイナップルや高級果物だった昔の味を再現したものなど、いろいろな商品が並んでいます。

【写真10枚】「地球育ち しあわせバナナ」フォトギャラリー

そんな中、3月末にまた新たなバナナが登場しました。その名も「地球育ち しあわせバナナ」。毎日数量限定で伊勢丹新宿店での販売、しかも値段は3本600グラムで2,000円(税抜)とスーパーなどで売られているものの約10倍の価格のバナナです。

おいそれとは手を出しにくそうですが、売り場の方によれば、ちょっと珍しいものをお土産にしたい方や自分用に2つ3つと購入していく方もいるとか。入荷数が少ないため、日によっては午前中で売り切れてしまうこともあるそうです。

■いよいよ「地球育ち しあわせバナナ」を実食!

そんな「地球育ち しあわせバナナ」を先日、実際に食べてみました。バナナは1本だけでもずっしりとした重みがあります。皮をむくと、美しい真っ白い実が現れ、いい香りが。そして口に運ぶと、今までのバナナとは違うホクホクとした感触で、舌触りはなめらか。いい香りと共に、口の中にはバナナの味がふんわりと広がり、自然とゆっくり味わっていることに気が付きます。

そして、一口食べた後には程よい甘さの余韻が。それが消えたころにもう一口。…これを食べたら、思わず顔がほころんでしまうのは間違いないでしょう。「地球育ち しあわせバナナ」は、朝食代わりに慌てて食べるにはあまりにももったいない、一口ずつ味わって食べたい逸品です。

■値段の理由は手間ひまかけた育て方と熟練の技術

さて、このバナナには2,000円の値段で販売される訳があります。育てているのは、フィリピン・ミンダナオ島の厳選された農園で、「レインフォレスト・アライアンス認証」を取得しています。「レインフォレスト・アライアンス認証」とは自然環境の保護や労働者の健康と安全の確保、地域社会への貢献に対する厳格な基準を満たした農園だけが取得できるもので、自然や働く人、地域にとっても「しあわせ」なバナナを作る環境の中で育てられているというわけです。

農園は標高1,000メートルという高地にあるため、昼と夜の寒暖差が激しいのですが、それがぎっしりとデンプン質が蓄積された高品質のバナナが育つことにつながります。そして現地で大切に育てられたバナナは、日本に運ばれ、熟練の技術でデンプン質を芯までしっかり糖化。これが今まで味わったことのない甘さと香りにつながるのです。

■「地球育ち しあわせバナナ」ならではの工夫

さらに「地球育ち しあわせバナナ」には、ほかにもこれまでのバナナと違う工夫があります。まずネーミングは、マガジンハウスで雑誌「POPEYE」「Tarzan」「BRUTUS」の編集長を歴任した石川次郎さんが担当。「高級なバナナであっても、あえて高級を直接的にうたうのではなく、このバナナが生み出す価値である、様々な『しあわせ』を表現」(「ユニフルーティー」サイトより)したくてこの名前にしたそうです。たしかに、3本2,000円とだけ聞くと高級感が先走りますが、食べた人にとってはもちろん、フィリピンや日本でこのバナナの誕生に携わった人にも「しあわせ」を生み出す商品でもあります。

また、パッケージはNewsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されたデザイナー、佐藤オオキさんが手がけました。見た目はバッグ型ですが、手提げのひもを取ると表側はバナナの葉の形になっており、裏側には「地球育ち しあわせバナナ」の8つの魅力が写真を交えて書かれています。つまりバナナを食べながら、その価値も知ることができるというわけです。

今のところ、販売に見合うバナナを作るのが難しく、大規模展開は先になりそうですが、たくさんの人の想いが詰まった「地球育ち しあわせバナナ」。あなたも「しあわせ」を味わってみませんか?