先週号で「春はED解消に適した季節」と紹介した。
 冬に比べて気温も高くなる季節は、体が温まりやすいため血行も良くなる。
 「EDとは、性的興奮時に海綿体への血液の流入が悪くなることにより起こる現象です。ゆえに、血行を良くすれば勃ちやすくなるといえます」
 こう説明するのは、先週に続きドクター林先生だ。

 春にできるED解消トレーニングは「まだまだある」と言うドクター林氏。ということで今回はそのあたりを聞いてみた。
 「当然のことですが、春はダイエットにも適した季節なんです。寒い時期、人間の体は本能的に“脂肪を溜め込もう”とします。脂肪をしっかりつけておくことで、寒さを和らげられるからです。言い換えれば、冬は太りやすいんですね」

 おわかりだろうか。冬にダイエットしても、効果は春や夏に比べると薄いのだ。
 「ボディービルダーなどは、そうした人間の性質を知って、冬は“増量期”で太らせながら筋肉を大きくして、春から“減量期”に入って体を絞り込むんです」

 体を絞り込むこともまた、ED解消の秘訣だという。
 「男性は、肥満になると性ホルモン結合蛋白という物質が増加するんです。実はこれ、男性ホルモンのテストステロンの活性を失わせる物質としても知られているんです」

 つまり、肥満=テストステロンが弱くなるということ。
 この状態になると、普段からテストステロンが減っているために、バイアグラなどのED治療薬を服用しても思ったとおりの効果が期待できないというわけだ。そう考えるとやはり、ダイエットはED解消につながるといえるだろう。
 「ダイエットを本気で考えている方にとっては、この時期は絶好のチャンスです。体を絞ることで、見た目はもちろんアソコも元気になれば一石二鳥ですね」

 そこで、お薦めしたい運動の一つが「スクワット」だ。このコーナーでも何度かスクワットの素晴らしさは紹介してきた。
 「一番痩せられる筋トレがスクワット。なぜなら、上半身に比べて下半身のほうが筋肉は多い。つまり、下半身を強化することで筋量が増加し、それに伴って基礎代謝もよくなり、日常生活を送りながらも体は絞れていくんです」

 とはいえ、きつい運動は長続きしない…という方も多いはず。そこで、誰でもできるダイエットとして、ドクター林氏は「入浴」をお薦めするのだ。
 「意外に知られていませんが、40℃以下のぬるま湯に浸かると、ウオーキングと同じ効果が期待できるんです。ただ、多くの人が勘違いされているのは、“長湯”すれば痩せられると思っていること。入浴ダイエットの基本は、5分間隔で出たり入ったりを繰り返すことなんです」

 多少面倒ではあるが、これが有酸素運動で痩せやすいのだという。さらに--。
 「お風呂から出たら、“金冷法”を行う。冷たい水を睾丸に浴びせるんです。そして5分ほど経ったら、再び入浴。1日20〜30分ほどこれを繰り返せば、体は次第に絞れますよ」

 頑張って続ければ、夏ごろにはスリムな体型になっているかも!

ドクター林
弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。