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よーし、これなら間に合いそうだな!

まだ本番まで3年もあるにも関わらず、早くも開催が絶望視されている平昌五輪。「止めるなら一日でも早いほうがいい」「今から冷蔵庫に雪を溜めておくべき」「北朝鮮で実施するほうが国の威信をかけて間に合わせる可能性があるかも。寒そうだし」などと心ない批判がインターネットでも散見される状況です。

2018年2月の本番実施を考えると、2017年冬にはプレ大会、2016年冬にはテスト大会とお試し開催を順次進めたいところ。しかし、予算がない・担当者が逃げる・そもそも無理があったなどの諸問題により、準備は思うように進んでいません。来年のテスト大会を見据えた国際スキー連盟の視察では、「アルペン競技のテスト大会実施はほぼ不可能」との指摘も上がっていました。

しかし、ご安心ください。現地からの報告により、アルペンスキー会場は順調に工事が進んでいることが判明したのです。アルペンスキーの滑降・スーパーGが行なわれる予定となっている旌善郡のアルペンセンターでは、2016年10月の完成を目指してアルペンスキー会場の工事がスタート。森を切り拓き、大地を削り、一部の民家との立ち退き交渉を進めつつ、アルペンスキーのコース・観客席・関連施設建築が順調に進んでいる模様です。

2018年の五輪を前に、2017年の冬にできあがっていればいいだろ?というスケジュール感覚に、何の問題があるというのか。東京五輪の新国立競技場だって2019年に完成の予定で、現在はまだ中古物件を取り壊している段階でしょう。1年前完成でまったく問題ナシ。そもそも、2年前にテスト大会をしようとかいうこと自体が無理な要求であり、本来ならば2018年2月の完成で問題ないところを、1年以上も前倒ししようというのですから、余計な心配などせず黙って待っていろという感じですよね。

ということで、最大の難所はすでにクリアしている平昌五輪アルペンスキー会場について、最新の建築状況をチェックしていきましょう。

◆アルペンスキー会場で一番大変な建造物は何か?そうですね、山です!

例えば、東京で冬季五輪を開催するとして、お台場でアルペンスキーをやろうと思った場合。会場建築でもっとも難航するのはどの部分でしょうか。メインスタジアム?観客席?リフト?コース?いずれもNOです。アルペンスキー会場でもっとも重要かつ建築に困難を極める要素、それはズバリ「山」です。

もしお台場に標高差数百メートル級の山を建築しようと思ったら、これは国のレベルを超えた大工事になるでしょう。どこから土を持ってきて、どうやって積み上げるのか。エジプト人が石を積み上げた小山程度でも、何千年後まで「すげぇなぁ」と感心されるのです。キロメートル単位の山など作ろうと思ったら、それがいかに困難であるか、想像を絶する世界です。

そう考えれば、平昌五輪の会場はもうほぼほぼ完成しているも同然。大きな土台となる「山」はすでに完成しており、あとは表面をチャチャッと削って、ゴザでも敷けばOKという段階。世界のスキーヤーのみなさんにも安心してご参加いただきたいものであります。

↓おおっ、順調にスキー会場ができあがってきているじゃないか!


山、よーし!

邪魔な木の伐採、よーし!

あとは雪が降ればよーし!

↓国の威信をかけた大工事に臨む、勇猛果敢なショベルカー!


ショベルよりデカい石がちょいちょい見えるけど気にするな!

この上に雪がドーンと積もれば、地べたがどうであっても関係なくなるから!

↓ふもとには観客席や運営施設を設営する予定の更地も順調に仕上がってきている!


ふぅー、これなら間に合いそうだな!

客はゴザ、関係者はパイプいす、メディアには運動会用のテントをあてがおう!

足下が斜めだと不便も多いけれど、平らなら無問題!

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すでにこの状態まで到達しているのですから、2016年10月の完成は完全に射程圏内です。いやむしろ、ここにドーンと雪が積もることを考えれば、もはや完成と言ってもいい段階。雪が降る前にゴザやパイプいすの準備を進めたら埋まってしまうじゃないですか。チャチャチャッと表面をならす程度で作業を止めておくほうが、二度手間がないというものです。

↓始めたばかりのシムシティーのように、ああしよう、こうしようという夢が膨らんでくる更地!


トラックのあたりに、ケータリングのピザ屋とか焼き芋屋を並べるでしょー?

重機でならしているあたりはキャンプ場にするから、かまどをたくさん作らなきゃ!

一番奥の窪地は、穴をたくさん掘ってボットン式仮設トイレ置かなきゃね!

↓「ここが観客席ですよ」という看板がパイプいすを並べるときの目印となる!


雪で埋もれないように看板にするとは考えたな!

地面に棒で線とかをひいても、雪で消えちゃうからな!

インテリジェンスあふれてる!

↓3年後の冬、この山肌を世界のトップアスリートが滑り降りてくる!


※なお、現状は誰も降りたことがないので、どうなるかは今のところちょっとわかりません。
※「あ、ここでジャンプすると木に激突するんだ」みたいなことは各自レース中にご確認ください。
※世界のトップアスリートともあろう者が「初見のコースはちょっと」とか言わないでください。
※マリオカートだって初回プレイから全力でとばすでしょう?
※むしろ、その辺の判断力・察知力も含めて競うべき。

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いかがでしょう、ご安心いただけましたでしょうか。幸いにもスノースポーツ関連施設で新設となるのは、ココとソリ用の会場くらい。あとはできあがってはいるものの、危険だったり、基準に沿わなかったりするものを微調整するだけで、改めて山を建築するような必要はありません。山建築がないだけでも、もう準備は8割方が終わったような気分です。

現地の組織委員会によると、テスト大会に向けたアルペン会場準備の進捗率は13%というところだそうですが、毎月1%ずつ仕上げていけば、2016年10月までにはあと17%も準備が進み、30%もできあがる予定です。イチローでも3割成功すれば十分なのですから、工事も3割も仕上がれば十分に使用には耐えるはず。平昌五輪の開催、待ったなしという感じですね。

↓ショベルカーの奮闘にプロフェッショナルの意気込みを感じる、平昌五輪アルペンスキー会場建築動画!


「山」さえあれば何でもできる!

山のある町は、どんどん冬季五輪開催地に立候補しましょう!

↓うん、去年見せられた夢の動画(完成図)と大体同じだな!


謎の高層ビルとかは現状見当たらないけれど、なきゃなくてもOK!

高速鉄道でソウルまで帰れば高層ビルもホテルもある!

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本番までまだ1022日もあるならトイレくらいは建ててやりますかね!