芸能界「映像の黒歴史」(2)真木よう子が屈辱を味わったハリウッドデビュー作

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 真木よう子の成り上がり伝説は枚挙にいとまがない。デビュー前に属していた「無名塾」は、主宰の仲代達矢にタンカを切って飛び出している。出世作の映画「パッチギ!」やドラマ「SP」など、ケレン味あふれるキャラを演じて存在感を示す。かと思うと、映画「ベロニカは死ぬことにした」で、ド迫力のGカップをさらし、自身の指で登りつめる過激シーンに挑むなど、オンナの部分もアピールする。

 そんな真木にとって唯一の泣きどころは、全米で興行収入1位に輝いた「呪怨」(05年)のハリウッド版に出たことだろうか。

「本来ならば栄誉なのですが、ここでの真木は“始まってすぐに殺されてしまう”という端役。天井裏に引きずりこまれて、あっという間に出番が終わる。しかも、もう一度登場した際には幽霊になっていた。いまの彼女からすれば、なかったことにしたい屈辱的な扱いです」(映画ライター)

 せっかくのハリウッドデビューだが、自身の感性を生かすには至らなかったようだ。

「ちなみに、真木が女優を目指したのは、子供の頃にトンデモ映画の代表とされる『REX 恐竜物語』を見たことがきっかけ。よりによって、そこが出発点じゃなくてもいいのに(笑)」(芸能ライター)

 華々しい全米デビューはできなかった真木だが、英語ができなかったからしょうがなかった?