「はじめての使命」

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4月も半ばを過ぎ、企業によっては研修を終えた新入社員が"現場"で本格的な社会人生活をスタートさせているようだ。この春、計140人の新入社員を迎えた総合商社、伊藤忠商事は同社の本当の新入社員の生活に密着した、珍しいドキュメンタリーCMを制作した。

タイトルは「はじめての使命」。監督には、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作「そして父になる」や、AKB48「桜の木になろう」のプロモーションビデオなどで知られる是枝裕和さんを迎え、新入社員の「初使命」を追っている。

主役は「3人の新人」

カメラが追ったのは、金属カンパニーに配属された井上さん(23)、エネルギー・化学品カンパニーの柴田くん(23)、繊維カンパニーの吉田くん(22)の3人。それぞれの新生活を30秒の映像に切り取っている。

がらんどうの部屋で、初めてのひとり暮らし。期待と不安の両方を抱えながら、慣れないスーツにそでを通す。ナレーションは笑福亭鶴瓶さんが、映像を見ながらアドリブで収録した。温かく寄り添うような「なに笑ろてんねん」「ええやん」などの、優しいコメントが印象的だ。

是枝監督の映画の最新作は「海街diary」(6月13日公開)だが、「最新作」という意味では、このCMがあてはまるという。

「はじめての使命」シリーズは、伊藤忠の広告シリーズの新シリーズ。同社の広告は2014年には「日経広告賞大賞」に選ばれた。「はじめての使命」シリーズは新聞広告と同時展開で、働く社員を追い続けている。今後もテレビCMなどで、社員を追い続けるという。

是枝監督は、世界の「あきない」を紹介する5分間のテレビ番組「きょうの、あきない」(TBS系、毎週土曜21時54分〜)の監修をこの春から担当しているが、同番組でも「はじめての使命」がオンエアされている。キャンペーンサイトでは、90秒のロングバージョンを公開している。