学生の窓口編集部

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4月22日23:59〜24:54に放送された、『お悩み相談バラエティー「オレたちでいいの?」』(日本テレビ系)は、何ともだらだら感がいなめず、しょうもない番組だった。

番組内容は『各界の異端児が一流芸能人の悩みを解決!世界一頼りない相談員が画期的なアドバイスを携えてスタジオに登場!! TMネットワーク木根尚登が芸人デビュー?釈由美子の意外な深刻なる悩みとは?ヒロミは後輩との接し方に悩んでいる…。各界の異端児が画期的なアイデアを提供し、悩みを解決するはずがスタジオは大混乱?!』(番組HPより)なのだが、各界の異端児の回答で笑いを出そうと思っていたのかも知れないが、どれもこれも笑えないほどKYな異端児が外しまくり。

台本や事前打ち合わせはなかったのか?と感じる場面が多く、評判が良ければ深夜枠のレギュラーにするつもりの試験番組だったのか、行き当たりばったり感ばかりが目立ち、ナレーターも『ダレトク』と同じ口調で、それに『有吉反省会』がかぶったようで、中途半端。

釈が「心から笑えないのが悩み」と相談しているのに、ちょーネガティブなグラビア界の異端児を回答者として出すものの、釈も納得するはずもなく、「私は笑うところがずれているだけ」と呆れた様子。

司会の博多大吉もまとめることができす、ゲストのヒロミにがんがんふる始末だ。最近、人気急上昇の博多大吉だが、全体をまとめるのは苦手なのか、一人司会者を努めるにはまだ早かったようだ。まあ、あの出演者をまとめるのは至難の業ではあるが…。

それに対してさすがのヒロミ。抜群のセンスだ。自分が質問者し、回答者が外してもうまくフォローして笑いに変えるし、よいしょよいしょで確実なコメントをしていき、笑いのツボをきちんとおさえている。ヒロミがいなかったら観るに絶えなかった番組。ヒロミを司会にしていていた方が、もっとしまりのある番組になったはずだ。

天然系がひとりぐらいなら笑えるけど、それが大量にいるとただの寒い番組。ひとりよがりのKYを寄せ集めても笑いにはならない。