個性的なパッティングスタイルのウィ 手元はクロスハンドだ(撮影:福田文平)

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前回はマスターズを制したジョーダン・スピース(米国)など男子ツアーのパッティングでのクロスハンドグリップについて説明しましたが、女子プロ、LPGAツアーで活躍する世界ランク上位勢の選手の多くもクロスハンドのパッティングスタイルを実践しています。
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ツアー1のパター巧者として知られる朴仁妃(韓国)、前傾姿勢を深く構えるミシェル・ウィはクロスハンダー。現在は通常の握り方に変えてしまったがメジャー7勝のカリー・ウェブ(オーストラリア)の全盛期は左手がクロスハンドでした。
朴仁妃のパッティングストロークのいい所は肩の動きでパターヘッドをコントロールしている点とフォロースルーでクラブヘッドが減速せずに振り抜けているところですね。
昨年6月、ミシェル・ウィは背中を地面とほぼ水平にした独特の「テーブルトップ(机の上部)」パッティングスタイルで全米女子オープンを制覇。 ウィはこのスタイルにした時の話を次のように語っていました。
「2011年終わり頃、パッティングの調子が良くなかったんです。その時、宮里藍選手を観察していて背の低い選手は目線とボールの距離が近くていいなーと思ったんです。そうだ、目線は下げてみたらいいんじゃないかしら?と思いつき前屈みを極端にしてみると凄くショートパットが入るようになったんです。 自分では背中が地面と同じぐらいになっている感覚はなかったんですが…。次に出場したドバイでの試合で4日間で3パットがなくこれだって!思いました。手首を使う感覚はありません。 大きい筋肉、肩の動き重視です。目線を下げるとラインも見やすいしいいんですよ」
世界ランク1位のリディア・コーは通常の握り方とクロスハンドの両方を使うこなす「二刀流」。昨年米国女子ツアーの最終戦では長い距離は通常握り、短距離パットはクロスハンドというように距離によって打つ方法を変えていました。 結果は見事優勝して100万ドルのボーナスをゲットしています。
クロスハンドは左手の甲の部分が折れにくいので手先でこねてしまう人にとっては有効な構えでしょう。練習を重ねて慣れていけば間違いなく方向性が向上するはずです。
文・アンディ和田

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