4月12日に行なわれた女子プロゴルフ「スタジオアリス女子オープン」(兵庫・花屋敷GCよかわ)で、イ・ボミ、アン・ソンジュ、申ジエ、李知姫、全美貞の韓国人5選手が揃って欠場した。そのためもあってか、若手日本人選手が上位に食い込み、成田美寿々(22)が8アンダー、64の快スコアをマークして逆転優勝。一見盛り上がったように見えるものの、韓国選手の欠場には複雑な気持ちも交錯する。

 韓国女子プロについては、これまでも“集団ボイコット”で批判を集めたことがあった。
 
 東日本大震災の翌年の2012年、福島県内で開催されたLPGAツアー公認競技最終戦の大王製紙エリエールレディスでは、日本でプレーしていた韓国人選手が大量欠場する“事件”が起こった。それまでは四国で行なわれていた大会を、震災復興のために福島に舞台を移したところ、韓国選手が揃って出場回避。賞金女王レースに絡んでいたアン・ソンジュが出なかったことで、女王争いが一気にシラケてしまったのだ。
 
「韓国人選手たちは徒党を組む傾向があり、ゴルフ場の外でも行動を共にしています。集団欠場が起きるのはこれが原因だと思います。彼女たちの多くは、幼い頃から親の全財産をつぎ込まれて英才教育を施されている。

 それぞれ自分が異国の地で勝って家族を養わなければならない重い使命を背負っていますから、日本のプロとは考え方も境遇も大きく異なる。ますます似た者同士の同胞で集まってしまうのは当然なのかもしれません」(スポーツ紙ゴルフ担当記者)
 
 ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏はこう語る。
 
「過去にも男子のトッププロが大挙して試合を欠場して問題になったことがあった。バブル時代、真夏の暑い時期の大会だからという理由でした。スポンサーの不興を買ったし、ファンもガッカリしたものです。最近は試合数が減少方向だったのでみんな勇んで出場していたが、今年のように試合数が少し増えて稼ぎ場が多くなれば甘えが出るというか、スポンサーやファンへの感謝の念が薄れるのでしょう。
 
 韓国の選手は本国の試合が少ないからこそ日本でプレーしているはず。勝利や賞金にこだわるのもいいが、感謝の気持ちは忘れてほしくありませんね」
 
 そして、菅野氏はこう付け加える。
 
「韓国勢がいない時にしか勝てない日本人プロにも大きな問題があると思います。自分たちが日本のツアーを引っ張っていくという誇りと自覚が欲しい」
 
 確かに、その韓国勢に日本のツアーが支えられていることは否めない。韓国勢の動向に振り回されない真の女子ゴルフブームを築くことも重要だ。

※週刊ポスト2015年5月1日号