安藤優子を起用も視聴率は振るわない「グッデイ!」

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 フジテレビが社運を賭けて行った番組大改編の結果が、明らかとなった。結果としては大惨敗。目も当てられない状況になり、窮地に追い込まれてしまった。

 フジは今期期待の新番組として、情報番組『直撃LIVE グッデイ!』、バラエティ『水曜歌謡祭』『おーい!ひろいき村』、ドラマ『戦う!書店ガール』『心がポキッとね』などをスタート。だが、ことごとく視聴率は奮わず、他局の裏番組に数字を持っていかれた。
特に、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)キラーとして期待された『直撃LIVE ぐっでぃ!』に至っては、初回3.6%の低視聴率スタート。現在は3%を切っており、対して『情報ライブ ミヤネ屋』は8%を超える日も多い。

 4月21日発売の「女性自身」(光文社)では、そんなフジの現場に直撃取材。亀山千広社長(58)が断行した無茶な人事異動が原因で、現場では経費が削られ、慢性的な人手不足に陥っている現状や、現場のことをよく知らないのに口を出す人が多いと、制作現場の混乱ぶりが伝わってくる。

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ジャニーズに助けられたフジテレビ

 そんなフジの番組の中でも、他局に勝っているものもある。それがKis-My-Ft2のバラエティ番組『キスマイBUSAIKU!?』と、嵐・相葉雅紀(32)主演の月9ドラマ『ようこそ、我が家へ』だ。
 改変の目玉番組がことごとく敗退していく中、まさにジャニーズに助けられた形になった。ただ、現在フジとジャニーズは関係が悪化していて、「この関係はいつまでも続かない」とジャニーズに詳しい関係者はいう。

「かつてはSMAPを育てたといってもいいフジテレビですが、毎年フジで中継していた大晦日のカウコン(ジャニーズのカウントダウンコンサート)から手を引いたり、ジャニーズ事務所内の内紛などで、フジテレビとジャニーズの蜜月関係は薄れていっています」

 それでは、今後フジテレビのジャニーズの起用は難しいのだろうか。
「今までSMAPはフジに出演することが多く、優先もしてきていましたが、それもなくなるかもしれません。他のジャニーズタレントに関しては、フジ優先ということはないですね」(同関係者談)

 ジャニーズがフジを完全に見限ったとき、本当にそれがフジテレビの終焉なのだろう。

(取材・文/タナカアツシ)

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