肉体美に歓喜!「マッチョバスツアー」でお姫様抱っこされまくってきた
 女性であれば、誰しも一度は“お姫様抱っこ”をされてみたいと、秘かに願うものではなかろうか。

 でも、正直なところ、ひ弱な男性に腕をプルプルさせながら抱かれたり、重たそうに抱き上げられて、自分の体重をいやがおうにも認識させられたりなら、されない方がマシ。できることなら、安心して身を任せられる頼もしい男性に、お姫様抱っこをしてほしい……。

 そんな女性の心の叫びが聞こえたのか、2014年11月に発足したばかりの「お姫様抱っこ協会」なるものが、世の女性たちの欲望を満たすためだけに開催するバスツアーがあるらしい。

 その名も、「マッチョバスツアー」!

 いったいどんなバスツアーなのであろうか……。真相を確かめるべく、潜入取材を敢行。鍛え上げられた男達の肉体美を、余すことなくお届けしようと思う。

◆禁断のマッチョツアー。今、そのすべてが明かされる

 集合場所に指定された東京駅で待っていると、“ソレ”は突然やってきた。どこからともなく現れたマッチョたちが次々に女性を抱き上げ、お姫様抱っこでバスまで送迎してくれるのである。歓喜にも聞こえる悲鳴が辺りにこだまする。

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 参加者には3つのシートプランが用意されており、そのグレードによってバスの中の過ごし方が変わる。

「通常シート」(19,800円)はバス車内でマッチョが隣に座ることはないが、「VIPシート」(22,800円)にすれば、バスの中で常にマッチョが隣に座ってくれる。最高グレードである「指名マッチョVIPシート」(26,880円)においては、すべてのマッチョの中から好みのマッチョを指名して、バスの中で独占できるスペシャルチケットなのである。申し込み開始後、いちばんに売り切れるのは「指名マッチョVIPシート」なのだそう。

 移動時間もそれなりに長いバスツアー。お気に入りのマッチョと肩を寄せ合い、ふたりだけの時間を過ごせるとなれば、その差額は安いものなのかもしれない。ちなみに、“100kg以下の女性”という条件さえクリアできれば、誰でも参加することができるとのこと。

 この日に用意されたマッチョは、20歳から40歳の8マッチョ(マッチョの単位は“にん”ではなく“マッチョ”だそうだ)。現役の大学生からプロレスラー、インストラクターなど筋肉自慢のマッチョたちは、全員がボディービル大会に出場経験を持つ正真正銘のマッチョ。冬の名残を感じさせる寒さをものともせず、タンクトップ一枚で爽やかな笑顔を湛えている。

 バス内のシートには「筋肉に触れる際は、優しく丁寧に」など、筋肉へ触れる際の注意事項4点や、「いい血管出てるね!」「よっ!筋肉世界遺産!」など、マッチョが喜ぶと思われる掛け声見本が書かれた「マッチョの取扱説明書」が置かれている。

 それらの説明を受けながら、マッチョとマッチョを愛する女性たちを乗せたバスは静かに走り出した。

◆抱っこ、抱っこ、また抱っこ。ぞんぶんに抱っこ欲求を叶えてくれる“マッチョ狩り”

 主催者から挨拶があったのち、マッチョひとりひとりの自己紹介が行われた。

 それぞれ名前と年齢、好きな筋肉の部位やサプリメントなどを話し、最後は自慢のポージングを披露。ポーズを決めるたびに「美しい〜!」「でかい!」「食べちゃいた〜い!」と、参加者からの歓声が起こる。

 参加者は10代後半から40代という幅広い年齢層の17名。なかにはこのツアーに参加するためだけに、岐阜県や香川県から上京した女性の姿も。友人に誘われて参加した人もいれば、マッチョの生態が知りたかったという人や生マッチョを見てみたかったという人、とにかくマッチョが、筋肉が大好き! という人まで、参加理由もそれぞれ。

 とはいえ、開始早々からお姫様抱っこをされ、バスという閉鎖的空間で肉体美を魅せつけられ、参加者は一様に興奮状態。

 参加者のマッチョボルテージがぐんぐん上昇していく中、バスはさいしょのプラン「マッチョ狩り」の会場である「ゆめが丘農園」に到着。

「マッチョ狩り」とは、俗世でいう「いちご狩り」。ただ、通常いちごにつけるコンデンスミルクには、プロテインがたっぷりかけられている。

 さらに、参加者はいちご狩りを楽しむだけでなく、好きなマッチョを“狩れる”のがこのプラン最大の特徴。そして、マッチョと目が合うと強制的にお姫様抱っこをされるという嬉しい特典もついてくるのである。

 バスから農園までの送迎も、もちろんお姫様抱っこ。参加者たちは甘いいちごに舌鼓を打ちながらお気に入りのマッチョを狩り、肩車や俵抱きなど、されてみたい抱っこ願望をぞんぶんに満たす。

 お姫様抱っこでバスに戻ったのち、マッチョへの質問タイムを楽しみながらバスは次なる目的地へと向かう。

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<TEXT・PHOTO/千葉こころ>

●お姫様抱っこ協会 http://event-kikaku.com/dakko/