<RBCヘリテイジ 最終日◇19日◇ハーバータウンゴルフリンクス(7,101ヤード・パー71)>
 石川遼にとっては苦しい最終ラウンドとなった。サウスカロライナ州にあるハーバータウンGLで開催された「RBCヘリテイジ」。トータル3オーバーの74位から浮上を狙った石川だったがこの日は5バーディ・3ボギー・3ダブルボギーの“75”と大荒れのゴルフ。トータル7オーバーにスコアを落とす結果となり予選通過者の中では最下位となる75位タイでフィニッシュした。
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 INスタートの10番。石川の放ったティショットは左サイドの池に消えた。いきなりダブルボギーの苦しい立ち上がり。足踏みを続けて迎えた後半の4番パー3でもティショットがグリーン左サイドの池に落ちて2つ目のダブルボギーとした。5番、7番と2つのバーディを奪ったのも束の間、8番ではセカンドショットでこの日3度目の池ポチャ。ここもダブルボギーとして下位に沈んだまま最終日を終えると「これっていうスイングがまだできてない。積み重ねがたりないだけ」と唇をかみしめた。
 クラブの微調整に石川の迷いが見えた。2月から使用してきたグリップエンドの部分に重りが入ったカウンターバランスのグリップを、今週から通常のグリップに戻した。「実際すごく良かった」とカウンターバランスの効果は認めつつも、微妙な感覚を失っていたことに元に戻してみて気が付いた。「長年やってきたこと、感覚を失っていた。今まで培ってきたものはなんだったんだ?って気になってしまった」。自らを向上させるためのトライだったがその思いは足元から揺らいだ。
 「今までやってきたこと変えちゃいけないと思うし、信念はもっていたいなと思うけど難しいところ」。良いものはなんでも取り入れながら成長してきたのも23歳のスタイルだが、「ここまでもったいなかったなって。自分のゴルフに対する姿勢、とらえ方。うまくいかせよう、いかせようというのが空回りしている感じ」。今回のグリップの変更もその一つだが、やや方向性を見失っていたことを認めざるを得なかった。
 昨年10月からスタートしたシーズンも折り返しに入った。シード権を決めるFedExカップポイントランキングは今大会を終えた時点で141位と決して想定通りとは言えない位置だ。
 「自分の場合は良い練習をとことんやって培ってきている部分がある。身体の状態は大事だけど、甘えていた部分は自分にあった。今年ここまでよくないのはそこにつきると思う。だからここから再スタート切って頑張ろうって思ってます」。揺るがぬ強さを手に入れるために、今は黙々とボールを打ち続けるしかない。
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