みんなで「かめはめ波」を繰り出している中、ちゃんと「魔貫光殺砲」「どどん波」を出している、れにちゃんとももか……細かい!

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「かーめーはーめー……ほぁーッ!」
「カカロット、貴様を倒すのはこの俺様だ!」
「パフパフさせてくれんかのう?」

……と、この名台詞だけでグッとしてしまう人も多いであろう、まさに国民的アニメ『ドラゴンボールZ』。

原作漫画の連載自体は1995年……20年前に終了しているものの、アニメの再放送や再編集版『ドラゴンボール改』が繰り返し放送されるなど、いまだ人気は衰えない……どころか、日本国内のみならず、海外での人気も高まりまくっているのだ。

そんな『ドラゴンボールZ』待望の最新作にして、原作者である鳥山明先生がはじめて単独脚本に挑戦したことでも話題の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の初日舞台挨拶が4月18日、新宿バルト9で行われた。

お約束の声優陣、孫悟空・孫悟飯役の野沢雅子、ベジータ役の堀川りょう、亀仙人役の佐藤正治、ジャコ役の花江夏樹に加え、山室直儀監督、そして頭身がリアルなだけに着ぐるみにすると違和感が強烈な孫悟空&ベジータが登壇。まずは「友達10人誘ってくれよな!」「いいか貴様ら、絶対に忘れるんじゃないぞ!」などと、悟空&ベジータらしからぬ営業トークで会場を沸かせる。

また、制作裏話で野沢は「アフレコの時は絵が全くない状態だったんでビャーッビャーッと線だけが書かれたものを見ながら、それに向かって声を当てるんですよ。だから『デヤーッ』なんていってても、『その線はフリーザです』とかいわれて止められたりして」と苦労を語った。いやぁ〜、スケジュールが超絶厳しそうな連続アニメではよくある話らしいけど、劇場アニメでもそんな感じなんですな。

一方、堀川は「涙ながらに『頼むカカロットオレの敵を討ってくれ……』といって死んでいったベジータが、フリーザにリベンジ戦を挑むというのが……溜飲が下がる思いでした」と思いを語ると、山室監督が「(テレビアニメ版の)ちょうど泣くところの原画、僕が描いたんですよ」と告白。うおおっ……、この辺の情報を頭に入れながら映画を観たら、数割増しでグッとくること間違いナシ!

続いて、今回の主題歌「『Z』の誓い」を歌う、ももいろクローバーZが登場。

ももクロといえば、2011年4月10日の早見あかり脱退にともない旧グループ名「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」に改名した……というのは日本国民ならば押さえておきたい基礎知識。

で、「Z」となって以降は『マジンガーZ』でお馴染みの水木一郎アニキと絡むことも多かったのだが、「『マジンガーZ』の次は『ドラゴンボールZ』じゃないかな?」と、予想していたファンも多いんじゃないだろうか。そういう意味でも、まさに待望のコラボレーション!(この次は是非とも「デイリーポータルZ」とのコラボを期待したいところ!)

……ということで、劇場内は『ドラゴンボールZ』好きな大きなお友達たちとともに、ももクログッズに身を包んだ、やはり大きなお友達、さらには孫悟空のコスプレをした上にももクログッズも羽織っているという、どっちも大好きな大きなお友達たちの姿も多数見受けられた。

ちなみに、全身タイツ&仮面という高クオリティーかつ色々と思い切ったフリーザ様コスプレをしている人に「よっぽどのフリーザ様ファンなのかな?」と声をかけたところ「いや、ホントはベジータが好きなんですけど、高木れにちゃんのカラーが紫なんで……」とのこと、ああ、ももクロのカラーでキャラ選択したんだ。

さてさて、この日、ももクロが着ていたのは「『Z』の誓い」のミュージックビデオでも着用している「もし、ももいろクローバーZがドラゴンボールの世界に入ったら」という仮定で作られたという衣装。設定としては、かなこが孫悟空の弟子、しおりんはベジータの弟子、れにちゃんがピッコロの弟子、ももかが餃子(チャオズ)の弟子、そしてあーりんはトランクス&ブルマの弟子(なぜ!?)とのこと。

今回のドラゴンボール×ももクロコラボの事前告知では、れにちゃんがクリリンのハゲヅラをかぶっていたり、今年のエイプリルフールでも全員フリーザ様(白塗り!)になった写真を公開したりと、まあ、ちょっとアイドル的にカワイイとはいいづらいコスプレが続いていたため、どうなることかと思っていたのだが、この日の衣装はメチャクチャ似合ってる!

ちなみに、野沢が「カワイイですよ〜!」とももクロを絶賛しつつも「私たちはカワイイなんて言葉かけられたことないですから……」とボヤくと、客席から「カワイイ!」の大合唱が起こり、それを聞いた着ぐるみ悟空がはしゃぐという、不思議な茶番も繰り広げられていました。

そんな、ももいろクローバーZが歌う主題歌「『Z』の誓い」とともに、鳥山明が脚本を書く際に聴いてインスピレーションを得たといれているマキシマムザホルモン「F」が挿入歌に採用されたりと、異色のコラボレーションも話題の『ドラゴンボールZ 復活の「F」』では、宿敵・フリーザ様がまさかの復活! しかも当時とは比べものにならないくらい、メッチャ強くなっているのだ。

対する悟空も、「超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人」という、強さインフレも来るとこまで来たな……という感じのパワーアップを遂げ、「地球、壊れるだろ!」という感じの超絶バトルを繰り広げている。

また、前作『ドラゴンボールZ 神と神』では、強〜い破壊神ビルス様にペコペコしたり、唐突にマンボを踊り出したりと、少々悲惨なキャラ付けをされていたベジータも今回は大活躍。さらに、鳥山明の漫画最新作『銀河パトロール ジャコ』からジャコがゲスト出演していたり、久々に亀仙人がバトルに加わったりと見どころ満載なのだが、ボク的に最も注目してもらいたいのが、すっかり噛ませ犬キャラが定着してしまっているヤムチャがさらにひどい扱いをされているところ!

舞台挨拶では『ドラゴンボールZ復活の「F」』が全世界74の国で上映されることも発表され「74ですよ! ……74!」と野沢も上手いコメントが出てこないくらい大コーフンしていたが、これによって海外での『ドラゴンボールZ』人気もますます高まっていくこと間違いナシだろう。

すごいぞドラゴンボール! がんばれヤムチャ! ……そして、ハリウッド版実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』続編の話ってどうなったんだっけ!?
(北村ヂン)