「スポーツ選手の場合、寒い冬場は体も温まりにくいため、普段より長めのアップをしないと本来の力を発揮できないのです」
 こう語るのは新日本プロレスの元リングドクターで、『弘邦医院』院長のドクター林氏だ。

 確かにスポーツをやる際に「体を温める」ことは非常に重要。そして、当然、冬より春のほうが体は温まり、調子も上がってくるものだ。実はコレ、男性機能も同じことなのだという。
 「意外に知られていませんが、EDにも“季節性”はあるんです。ものすごくわかりやすい例を出すと、寒い場所にいるとペニスは縮こまりますよね。理由は簡単。ペニスの海綿体は“血液の塊”みたいなもので、寒い=血液の循環が滞るため、小さくなるんです。つまり、勃起するまで時間もかかるし、萎えてしまうのも早いのです」

 おわかりだろうか。冬の寒さは男性機能にとって、天敵といえるのだ。ところが春になり暖かくなると、逆の状況になる。
 「男性機能の血液の循環は冬場に比べて、一気に良くなります。春は勃起しやすい時期といえるんです」

 これが夏になると、また話は変わってくる。夏場は“夏バテ”など体力を消耗しやすい季節のため、体力不足や、やる気低下を引き起こしやすく、決してセックスに適した季節とはいえないのだ。
 「春、そして秋がやっぱり“いい時期”なんです。もっといえば、この季節にペニスの元気を取り戻しておき、EDを解消すべきですね」

 では、具体的にはどのような方法があるのか?
 「まずは先ほども言ったとおり、暖かくなると血液の循環がよくなり、勃起力も高まります。このチャンスを逃さず、普段はオナニーをしない方もいつもより多めにペニスを刺激するべきです」
 EDからの脱却は、一にも二にも“勃つ感覚”を取り戻すことだ。しっかりと勃起すれば、そのことが男としての自信にもつながってくる。

 さらに、以前にも紹介したが、男性が性欲を覚える時、脳内ホルモンのドーパミンが分泌される。
 「このドーパミンは、視覚から受ける影響が大きいのです。格闘技の試合しかり、格好いい車しかり、街ですれ違うイイ女しかり。自分が興奮するモノを“見る”ことで、ドーパミンは大量に放出されます」
 特に春先は女性も薄着になるため、性欲を刺激する光景に出くわすことは多い。できる限り外出して常に“イイ女”を見るように心がけよう。

 そして、もう一つ。
 「せっかく暖かくなってきたので、軽めのスポーツに挑戦してもらいたいです。ただし、野球やサッカーなどの団体競技は人数も必要なうえ、チーム仲間との付き合いなどで逆にストレスを抱えてしまう可能性も高い。ストレスはEDの大敵ですから、できれば一人でのんびり楽しめるスポーツをお勧めします。ゴルフの打ちっぱなし、ジョギング、ウエートトレーニングなどを始めてみるといいと思いますよ」

 体の動きも冬場に比べて、春は格段にいいはず。自分が思っている以上に体も動くので、この機会に運動不足も解消してはいかがだろうか。

ドクター林
弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。