忘れてほしくないことを「バッチリ記憶してもらえる」魔法のフレーズが判明!

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仕事での納期や友達との約束。忘れてはいけないことって、日常には沢山ありますよね。

筆者もそうですが、記憶をすることって意外と難しかったりしませんか? 部下や子供、友達に大切なことを忘れないでいてもらうには、一体どうしたらいいでしょう?

実はちょっとしたコツで相手の記憶力をアップさせることができちゃうんです! とある心理学の実験を参考に、記憶力アップのマル秘テクを心理学者の筆者が紹介します!

■ハッパをかけるのは逆効果!

部下や子供が失敗したときに、「今回はしょうがないけど、次回はちゃんとしてね」なんてセリフ、口にした経験は無いですか?

人間はプレッシャーに弱い生き物です。何か失敗をしたときはただでさえ焦ってしまいますよね。

その上で次の失敗は許さない、という2重のプレッシャーを与えてしまうと、脳にロックがかかってしまって、また同じ失敗を繰り返す可能性が大きくなってしまうんですね。

 

■「忘れていいよ」と言ってみるとこうなった

ディーメン・カレッジの心理学者、Rシンバロが大学生に60の単語を記憶させるという実験を行ったところ、衝撃の結果が出たんです。

この実験で、半分の学生には「忘れていいから」と声をかけ、記憶の実験だからと言ってムキにならなくていいと念を押しました。反対に、もう一方のグループには、「きちんと覚えなさい」とプレッシャーをかけました。

すると、「忘れてもいいよ」と言われたグループの方が、4%も高い確率で記憶していたとの結果が出たそう。

「きちんと覚えなさい」と言われたグループの記憶の割合が60.6%だったのに対して、「忘れてもいいよ」と言われたグループは、64.8%だったという結果を見てもわかる通り、相手に何かを伝えたい、覚えていてほしい時にはプレッシャーやハッパは逆効果なんです!

「忘れてもいいよ」「肩の力を抜きなさい」とプレッシャーを感じさせない言い方をするほうがいいんですよ。

 

どうでしたか? 「忘れてもいいけど」と言うだけで、かえって記憶力がアップするなんて驚きですよね。

ぜひ、使ってみてください!