「集中タイム」中の「ワーク・ライフバランス」コンサルタント、広報室長の田村優実さん。

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ビジネスシーンで成果を挙げてアフター5も充実させるには「段取り」術も必要。このテクニックを身につける方法を、残業を減らすための段取りをクライアントに研修などで提案している、「ワーク・ライフバランス」コンサルタントの田村優実さんに話を聞きました。

田村さんの会社で推奨し、自身も毎日実践しているのが、朝メール、夜メールという方法。

「朝、その日にやる仕事を15〜30分単位で組み立てます。これをメールで上司や部署内で共有するのが理想ですが、無理な場合は自分だけのために作成してもOK。終業時、実際にかかった時間を書くことで、タスクごとの所要時間を把握できるようになります」

朝と夜を見比べれば、時間配分、自分のクセや弱点など、仕事上、いろいろな気づきがある。

「集中したほうが効率的に終わる作業もあるので、弊社では、集中タイムというシステムを設けて、その時間を宣言すれば外出中とみなされ、仕事に集中できます」

そこまで効率や段取りを考えるのは、仕事だけでなく、プライベートの充実を図りたいから。

「私は、定時退社を実現するためにも、終業後に、友人とのランニング、勉強会、食事会など、絶対に動かせない予定を入れるようにして、絶対定時で帰るんだ、という覚悟をしています。少しの工夫で、誰でも段取り上手になれるので、ぜひ実践してみてください」

写真・小笠原真紀

※『anan』2015年4月22日号より 《anan編集部》