真の美爪を育てるための、4つの注意点

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ジュースの缶でさえ開けられないような、すぐにフニャっと曲がってしまうツメ。気付けば片端が折れているツメ。上層部だけはがれてしまうような、2枚ヅメ。こんな軟弱なツメにはホトホト嫌気がさす、という女性は結構多いですよね。

■「カルシウムを食べてツメを強く」は間違い

「カルシウムを摂ればツメが丈夫になる」と考えられがちですが、そもそもツメは皮膚が角質化したもので、主成分はケラチンという繊維状のタンパク質です。ツメの質の良し悪しは、健康状態に左右されるとも言われています。もちろん、ストレスや疲れ、栄養不足により、鉄分、亜鉛、ビタミンBなどが欠乏することで、ツメはもろくなりやすくなります。

■ツメを強くする栄養分とは

栄養をきちんと補うことで、ツメをできるだけ強くすることができます。「Sante-Medecine」によれば、「ビタミンB8が豊富な『ビール酵母』を摂ることで、ツメが柔らかくなったり折れたりすることを防ぐことができる」そうです。「ビール酵母」とは、その名前の通り、ビールの製造過程で、アルコールの発酵をする酵母のこと。ビール酵母には、麦汁の栄養素がたくさん詰まっているのです。ほかにも、「卵、牛乳、ナッツ、バター、野菜など、脂肪酸を多く含む食品を多めに摂る」ようにします。

■ツメは水にも敏感。食器洗いはゴム手袋と

さらに、フランスの健康サイト「Sante-Medecine」によれば、「ツメは水に触れると重なり合っているケラチンのプレートを持ち上げてしまい、特に敏感になってしまう」という性質があります。もちろん、界面活性剤の入ったものに触れても、ツメの軟弱化は進みます。そのため、食器を洗う時は、こまめにゴム手袋をつけることをおすすめします。

■ツメ切りではなくやすりを使う

時間がないと、ツメを切る時にどうしても便利な「ツメ切り」を使いたくなります。でも、ツメ切りで「パチン、パチン」と切ることで、2枚ヅメの原因になり、ツメが割れやすくなってしまいます。ここは少し時間を割いて、やすりで端から真ん中へと一定の方向でツメの長さや形を整えます。ツメの右端から真ん中方向への処理が終わったら、きちんと左端から真ん中へと方向を変えて行ないます。

■硬化剤でなく、週に一度のマスクを

フランスのファッションサイト「Glamour.fr」によれば、ツメを芯から強くするためには、硬化剤の入ったネイルオイルに頼るより、週に一度のマスクをすることをすすめています。(引用/)1.ヒマシ油かハンドクリームを手とツメによくなじませ、マッサージをする2.そのままプラスティックの手袋をはめ、一晩眠る(/引用)寝ている間に保湿成分がツメの周りへと行き届き、傷んだ部分を補修してくれるようです。ただ、敏感肌の人は、プラスティックの手袋で肌が荒れてしまう人もいるので、注意が必要です。

他にも、軟弱なツメに困っている人は、アセトン成分入りのネイル落としを避ける、ジェルネイルを避けるなど、ネイルのおしゃれの仕方にも気を配る必要があります。

■おわりに

ツメが丈夫とは言えない筆者も、時間がないとついついツメ切りを使ってしまいます。でも、やすりを使う心のゆとりを持つだけでも、ツメが割れにくくなるのは事実です。また、ネイルカラーも、「ツメの表面が傷んでいるな」と感じたら、少し間を開けてあげるなどの配慮も忘れずに。

(参考)http://sante-medecine.commentcamarche.net/faq/26359-ongles-mous-cassants-dedoubles-traitementhttp://www.glamourparis.com/beaute/conseil-magali/wallpost/comment-zapper-les-ongles-cassants/10043

(Mao/ハウコレ)