[練習試合]注目の16歳MF堂安がU-18代表候補で一段階上のプレー、1G2Aの活躍

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[4.15 練習試合 U-18日本代表候補 5-0 日本体育大 日産フィールド小机]

 ガンバ大阪のトップチームに合流しているU-18日本代表候補MF堂安律(G大阪ユース)が後半、別格のプレーを見せた。相手の運動量が落ちたとは言え、ボランチの位置から相手の逆を簡単に取りながら前進し、局面では大学生を上体で振り払うような突破。16分に中央から左前方へ出したラストパスでFW岩崎悠人のゴールをアシストすると、17分にはワンツーで中央突破してGKとの1対1から左足でゴールを奪う。さらに38分には左サイドをドリブルで打開し、最後はGKを引き付けてからのラストパスでFW杉森考起のゴールをアシストした。

 チームでは主にSHを務めるが、今回のU-18代表候補合宿ではボランチとしてプレー。正確なタッチのパスでボールを動かし、食いついてきた相手を1タッチで簡単に剥がすこともできるが、この日はその前へ進む力がチーム全体に推進力を生んで連続ゴールに繋がった。「前に出て行ったときのドリブル、PAの仕掛けのところは特長もあって、トップでも通用しているかなと思います」。その武器を持つMFは年上のU-18代表を力強くけん引した。

 それでも本人は「(ボランチとして)まだまだボールを受ける回数が少ない。取ってからの得点しかなかくて、ビルドアップからの得点がなかったと思う。そこはもっと自分が落ち着かせてというのが大事だと思う。突破だけでなくて、そういうところももっと賢くなっていかなければならないと思っています。(チームがやや蹴り過ぎになっていた)その理由は自分のサポートの位置の問題とかもあったと思うんで、改善していきたい」と反省。今後U-18代表ではボランチ、SHとどちらでも起用される可能性がありそうだが、「臨機応変にやりたい」。課題を改善しながらポジション取りを目指す。

 12日にはG大阪とC大阪との練習試合に出場。普段からトップチームに帯同するMFは、高校2年生ながらチャンスを掴む手前のところまで来ている。「(先輩たちを)見習って謙虚にやりながら『抜かしたろ』という気持ちも持っているんで。少しでも早くデビューしたいなという気持ちです」。注目の16歳MFが昨季3冠王者のG大阪で力を磨き、経験を積んで、またU-18代表で周囲を驚かせるようなプレーを見せる。 

[写真]後半17分、U-18日本代表候補は堂安が左足でゴール

(取材・文 吉田太郎)