仮面モチーフ着用で割引も!目黒で世界中のユニークな仮面を集めた「マスク」展開催

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2006年、エッフェル塔を望むセーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館は、現在、ルーヴル美術館やオルセー美術館、ポンピドゥ・センターについで年間入館者が多いという、パリの新たな名所。アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの文明・文化・芸術が集まっていて、収蔵品は約30万点におよぶ。

この美術館が、2015年4月25日(土)から6月30日(火)まで、東京都庭園美術館で「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」を開催。それぞれの土地や文化を背景にしたユニークな仮面の数々は、民族資料としての価値はもちろん、芸術品としても魅力的なデザインを持ったものばかり。

「仮面には災いを払う目的で制作されたものもあるので、怖い印象を受けることもありますが、動物の仮面など、いろいろな形や表情のものが約100点も集まっています。『誰々さんに似てるね』『この顔が好き』といったように、自由に楽しんでいただければ」と、学芸員の神保さん。

ケ・ブランリ美術館が、日本国内で初めての大規模なコレクション展の場所に東京都庭園美術館を選んだのは1933年に建てられたアール・デコ様式の美術館本館(旧朝香宮邸)の建物の美しさに注目したから。アール・デコは異国文化を積極的に吸収していたけれど、今回多くの仮面が出品されるアフリカも実は重要なテーマのひとつ。

また、アール・デコが流行した1920〜30年代には、ピカソなどの前衛的な芸術家たちが、アフリカやオセアニア、アメリカの仮面や神像に多くのインスピレーションを得て制作を行っていたそう。その時代の雰囲気を伝える東京都庭園美術館は、これらの仮面の展示にぴったりだったのだとか。
新館では、「仮面」をテーマにした映像の上映も。さらに期間中は、仮面(マスク)や顔のモチーフを身につけて来館すると、ドレスコード割引「マスク(Mask)」で100円引きに(館内での仮面の着用は不可)。ショップではマスクにちなんだオリジナルの「おみくじ」の販売も予定しているそうなので、こちらは、美術館デートの締めくくりにお試しを。

上:キフェベ仮面 ソンゲ(コンゴ民主共和国)
下:仮面(ジャワ、インドネシア)
(C) musee du quai Branly, photo Sandrine Expilly