U-18代表候補が合宿2日目のトレーニング、ボランチ挑戦のアタッカー佐々木「世界大会を目指す」

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 2017年のU-20W杯出場を狙うU-18日本代表候補は14日午前、横浜市内でトレーニングを行った。当初は屋外での測定に充てられる予定だったが、前日からの雨の影響もあってスケジュールを変更。体幹強化メニューなどの室内トレーニングの後、人工芝グラウンドでハーフコートでの6対6のミニゲームや8対7のオフェンスディフェンスを実施した。

 内山篤監督は攻守の切り替えの部分や視野の確保、アプローチスピード、判断ミスを減らすことについて、時に流れを止めて指摘し、またいいプレーについては大声で讃えながらトレーニングを進めていた。6対6ではFW邦本宜裕(福岡)が個人技からゴールを破ったほか、FW小川航基(桐光学園高)、MF長沼洋一(広島ユース)がゴール。またMF増山朝陽(神戸)がキレのある動きで存在感を示したほか、ボランチの位置に入ったMF佐々木匠(仙台ユース)やMF坂井大将(大分)が技術の高さを示すなど攻撃面でのアピールも見られた。

 昨年、U-16日本代表のリーダー格としてAFC U-16選手権を戦った佐々木は、今回は上の学年の選手もいる中でのプレー。トレーニングで多くの時間を割かれている守備面については「前線の選手が凄く寄せてくれるので自分としても次の予測が狙いやすい。身体の当たりがなくても前で取れる形が多いのでやりやすいです」と語った。

 佐々木は仙台のトップチームではFW、仙台ユースではトップ下やSH、そしてこのU-18代表ではボランチでプレーしている。ボランチは慣れたポジションではないものの、「今、ベガルタのトップチームでも守備を指摘されていて、ボールに寄せる何十センチの差が大事という話をされていて、(今回)ボランチという後ろ目のポジションでできている。それを活かせるチャンスかなと思っている」と前向き。得意のドリブルでDFをかわしてからのパス出しなどを見せた佐々木は「1人かわしてからというのは自信がある。果敢に仕掛けていくのは自分の特長。(ボランチの位置からでも)判断しながらやっていきたい」。

 佐々木にとってはU-16日本代表で世界を逃した悔しさも込めての活動になる。「(周囲の)個々の能力が高い分、自分の能力も引き出してもらっている。今までは16でやっていて、そこで世界大会への出場権を取れなかった。悔しい思いをしているので、こういう一個上でできることをやろうと思っているし、世界大会を目指してやっていきたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)