16歳で浦和トップデビュー、17歳で福岡加入の「大器」FW邦本、U-18代表候補合宿で持ち味出し切る

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 17歳でアビスパ福岡に加入したFW邦本宜裕は3月24日から28日まで行われたU-18日本代表候補大分合宿が自身にとって初となる代表チームでの活動だった(昨年3月にU-17日本代表に選出されたが辞退)。その邦本は4月13日から神奈川県内で始まったU-18日本代表候補合宿にも継続して選出。「1回目はちょっとみんな知らない状態の中でやっていたので緊張もありましたけれど、2回目なのでみんなともコミュニケーションも取れてきているので大丈夫」という邦本は合宿初日、九州からともに移動してきたMF坂井大将(大分)や他の選手と笑顔を交えながらリカバリーメニューを行った。

 浦和レッズユースに所属していた13年10月、天皇杯3回戦・山形戦で浦和のトップチームデビュー。いきなりインパクト十分のゴールも決めて「大器」「逸材」と騒がれたFWだが、前回の大分合宿では持ち味を出し切ることができなかったという。だからこそ、今回のアピールへ気合十分。「自分の得意なところは最後のところでドリブルで抜いていってゴールを決めるところ。まだ前回の代表の時はそういう面が少し出せていなかった。今回は3日目に試合があるので出して行ければいいと思います」と意気込んだ。

 懸念されたコンディション面は確実に向上している。「浦和を辞めて半年間やっていなくて(福岡に)入ったので、最初は全然ついていけなくて挫折もあったんですけど、でもサッカーが好きだし、上を目指したいと思ったからこうやって大分身体も戻ってきていると思うので、まだまだですけれどもしっかり戻して行きたいと思います」と手ごたえを感じている。福岡県北九州市出身の邦本は地元である福岡の慣れた環境の中で再スタート。サッカーをする環境を与えてくれた福岡への感謝を口にする邦本はチームのJ1復帰という目標と同時に、同世代の選手たちとの競争しながらU-18日本代表を強くしていく目標も持っている。

「結構、圧力があります」と周囲からの大きな期待を感じているというFWは、U-18日本代表ではチームを引っ張るひとりになっていく心構え。「まずは最後までメンバーに残らないといけないのが個人の課題でもありますし、チームの課題としてはまだ2回目なのでまだ交わってない部分とかありますけれど、しっかりとみんなと話しながらやっていきたいと思います。(チームを引っ張るために)自分から声出して行ったりはして行こうと思っています」。連続して動くことなど自身で認識している課題などを克服しながら、まずは今回の合宿で結果を出すことに集中する。

(取材・文 吉田太郎)