動画:GoProで撮った国際宇宙ステーション船外活動。民間宇宙船の受け入れ準備

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ISS に滞在している宇宙飛行士テリー・バーツが、2月に実施した船外活動の様子を宇宙服に取り付けた GoProカメラで撮影し、インターネットに公開しました。映像はアップロード先からMP4やOGG(.ogv)といった形式でダウンロードすることもできます。
船外活動中の光景は通常、宇宙飛行士だけが見られるものですが、NASA の宇宙飛行士テリー・バーツは船外活動の際に GoPro を宇宙服に固定して撮影し、インターネットに公開しました。

映像が撮影されたのは2月から3月にかけてで、3度にわたる船外活動のうち2回を撮影しました。それぞれ1時間4分と約40分の長尺物となっています。飛行士の作業する姿は映っていないものの、画面の外では退役したスペースシャトルが使っていたドッキングポートを、新しい民間の宇宙船に対応させるための改造や配線作業、ロボットアームのメンテナンスなどを行っています。
 

 
映像に映る地球は美しく、映画「ゼロ・グラビティ」のワンシーンのように目を見張るものです。しかし、この作業のとき、テリー・バーツの宇宙服内には原因不明の水滴が発生し、ヘルメット内に付着する問題が発生していました。水の量は15ml ほどと大したことはなく、バーツは予定した作業を全て終えています。ただ水滴は計3回の船外活動のうち2回で発生しており、いずれもおなじ冷却装置が原因と考えられるため、NASA はこの問題について「既知の問題であり、心配はいらない」としています。

ちなみに船外活動中、宇宙服内に水漏れが発生する事例は2013年にも発生しています。このときはイタリア人飛行士ルカ・パルミターノが着用していた宇宙服の冷却装置が壊れ、冷却水およそ1.5リットルが宇宙服内に充満しました。パルミターノはそのまま作業を続けると溺死する危険があったため、予定を途中で切り上げて船内に戻りました。