9月11日に世界同時多発テロから10年を迎えるニューヨークでは、記念イベントに向けての準備が進んでいるようです。その一環として、11日の夜にはワールドトレードセンター跡地から2つのビルを象徴する光の柱が立ち上がる演出が行われる予定で、そのリハーサルとして、9月6日夜、光の柱がニューヨーク市街に出現したそうです。

9/11 anniversary: Tribute of Light rises in New York | Mail Online

「グラウンド・ゼロ」と呼ばれる世界貿易センタービルの跡地には、88個の照明が設置され、30人の電飾技師たちによって、日曜日に向けて最終的な調整が行われました。



光の柱は、亡くなった2753名の人々への追悼式の一環として、9月11日に再び立ち上げられる予定です。


iPadでリハーサルの光景を撮影する、光の柱のデザイナーであるFrank Hollenkamp氏。


光の柱は世界貿易センタービルが再びニューヨークの夜空に現れたかのような効果を狙ったもので、ビルの形を思い起こさせるためには、光が垂直に放射されなくてはなりません。演出のプロデューサーであるMichael Ahern氏は、この作業を「想像するよりもはるかに難しい」と語っています。



火曜の夜にリハーサルで出現した光の柱は、7000ワットの電球の集合から成り、約60マイル(約96km)離れた地点からも見ることが出来たそうです。



米国居住者は、携帯電話から「20222」番に「tribute」の文字を入力することで、光の柱のプロジェクトに10ドルを寄付することができるとのこと。



なお、下のムービーからは、リハーサルで立ち上げられた光の柱の様子を見ることができます。

Tribute in Light - YouTube


Tribute in Light - YouTube


The 911 Tribute of Light Short Film - YouTube


Test run of the 9-11 Tribute in Light on September 6, 2011 - YouTube


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