ゆとり社員に度肝を抜かれた瞬間

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今年の新卒は大半がゆとり世代。新入社員が入社して数カ月が経ちますが、研修を終えて配属された彼らの中には、一生懸命仕事に取り組んでいる社員もいれば「ちょっと待て!」と言いたくなる社員もいるもの。マイナビニュース会員の皆さんに、ゆとり社員に度肝を抜かれた瞬間について聞きました。

調査期間:2013/4/10〜2013/4/15
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数801件(ウェブログイン式)


■まるで学生ノリ?な新入社員
・「会社のお酒の席で『自分の知り合いも呼びたい』と言い出した。もちろん会社とは無関係の、プライベートの友だち。びっくりしました」(23歳/女性)
・「新入社員の同期の誰かが誕生日だったようで、社員が使用している食堂で大きな声で誕生日会をしていたこと。浅はかだなと思い、スルーした」(29歳/女性)
・「会社の飲み会を『用事がある』と断った新入社員。帰りに、ふとコンビニに立ち寄ると、その社員がジャンプを立ち読みしていた」(38歳/男性)

学校の卒業から日がたっていない新入社員。社会人のルールなどを教えるだけであと数ヵ月はかかりそうです。

■バイト感覚の正社員たち
・「始業後すぐに『今日は何時に終わりますか』と聞かれた」(33歳/男性)
・「簡単な仕事だから午前中に終わらせるようにと念を押したら、午後に『あんたには簡単かもしれないけど、自分には大変だった』と半泣きで切れられた。絶句して何も言えなかった」(45歳/男性)
・「定時の3分前から帰り支度をはじめる」(27歳/女性)

社会人経験のない新入社員にとって、身近な労働経験といえばアルバイト。ですが、アルバイトと社員は責任の重さが違うことに気付いてほしいですね。

■ないがしろにされる上司
・「上司に今度のみに行こうと誘われたとき、『機会があれば』と言っていた」(48歳/男性)
・「部長に呼ばれているのに、『いま携帯探してるんで行けません』と言った新入社員がいた。戻ってきてから探せといいくるめた」(40歳/男性)
・「聞きたいことがあったとき、手をあげて先輩を自席に呼びつけていた」(30歳/女性)
・「初対面のあいさつで、いきなりタメ口を聞かれたことがあった。どうして良いか分からず、とりあえず普通に会話を続けた」(41歳/男性)

上司とは、本来尊厳があり見習うべき存在のはず。もっと上司を大切にしてあげてください。

■新人のびっくり発言
・「上司に仕事を頼まれて『マッハでやります!』と言ったとき」(30歳/女性)
・「新人をお昼に誘ったとき。親睦(しんぼく)を深められたと勘違いされたのか、『朝が弱いので遅刻したときはうまく言い訳しておいてください』と頼まれた」(33歳/女性)
・「会社のイントラ上で『kwsk』や『www』など、2chのような会話を繰り広げていた社員。総務が慌てて削除していた」(30歳/女性)
・「『先輩ツンデレなんだからー』と言ってくる。無視した」(31歳/女性)
・「『了解』ですらビジネスマナーに反しているのに、『りょ!』と言われた。適切な言葉を使うよう促しました」(25歳/女性)

最初からビジネス用語を使いこなせることは要求しませんが、「なんとなく会社で言っちゃいけなさそうな言葉」には気付いてほしいものです。

■効率化を図りすぎる新卒
・「わからない計算をもってきて、『この紙に計算の解説書いておいてください』と言われた。説明はしてやるからお前が書けと言った」(27歳/男性)
・「仕事を教えるために呼んだのにノートを持参しない部下がいた。『メモを取れ』と怒ると、スマホを取り出した。時代の流れを感じた」(38歳/男性)

効率的ではありますが、人間関係において大切なものを失ってしまう可能性もありそうです。

教育が違えば人の考え方や行動も変わるもの。しかし、これらはあくまで新卒の一部。中にはまじめに仕事に取り組んでいるゆとり世代の社員もいることを考えて「これだからゆとりは!」という発言は慎んであげてくださいね。

(山本莉会/プレスラボ)