世界のテクノロジー企業は特許関連のトラブルを常に抱えていますが、Appleも例外ではありません。これまでにも多くの特許紛争を経験してきたAppleですが、今度はフィンランドの企業から、iMessageFaceTime、教育機関向けソリューションで使用されているVPN技術についての、特許侵害を訴えられています。

巨額賠償に発展する可能性も

フィンランドのMPH Technologies社は、AppleがiMessageやFaceTime、教育機関向けソリューションとして提供するVPN接続で使われている技術で、同社の特許を侵害していると主張しています。この主張は2016年にはAppleに伝えられ、電話会議でこの問題に対する話し合いが断続的に行われたとしています。
 
その後も幾度かの交渉が行われたようですが、この交渉は2017年中に決裂し裁判に発展しました。MPH社はカリフォルニア州北部地区連邦裁判所に訴状を提出し、今後は裁判所で両社が主張を戦わせて判決を受けることになります。
 

 
Appleは昨年、FaceTimeの技術に関する7年間にわたる特許紛争で4億3,970万ドル(約500億円)の支払いを命じられたばかりです(Appleは控訴するとしています)。またiMessageでも韓国企業と特許を争った過去があり、AppleにとってFaceTimeとiMessageは特許紛争の火種となっています。
 
なお今回の提訴でMPH社は8件の特許侵害を主張しており、特許技術の使用禁止、補償、恒久的な差し止め命令を求めています。仮に同社の主張が全面的に受け入れられれば、iMessageやFaceTimeに大きな影響が出る可能性があります。また賠償金も巨額になる可能性もあり、裁判の行方には注目が集まります。
 
 
Source:AppleInsider
(KAZ)